今月の展示は100歳を超えても張子を作り続けたことで知られる人間国宝宮内フサさんと娘さんの宮内まささんの作られた高松張り子とつまみ人形です。

香川の張子は、高松藩の初代藩主松平頼重が高松に入った時に家臣が製法を伝えたそうです。

明治になり、旧高松藩士の梶川政吉により高松張り子は有名になります。

昭和に入り、戦時色が濃くなるにつれ、張り子作りは下火になっていきましたが、梶川政吉の二女、宮内フサさん、まささんにより命を吹き込まれ、高松張子は再び脚光を浴びるようになったそうです。

高松張り子の代表選手は「奉公さん」です。奉公さんの誕生には、こんな言い伝えがあります。

『おマキという娘が側仕えしていたお姫様の身代わりで病気を自分にうつし、ひとり離れ小島で世を去った。おマキは“奉公さん”と世の人にほめたたえられ、その姿は人形になった』と。

奉公さんは嫁入り人形として、また子どもの病気を治すとして重宝されたそうです。

つまみ人形は、昔高松では、婚礼祝いの翌朝に花嫁が持参した人形（デコ）を近所の子どもに分け与える「デコもらい」で使われました。

デコは焼かない土人形で、狆鯛、鯛えびす、寝牛、福助などの種類があり、それぞれが縁起ものだそうですが、この風習は昭和の初めには廃れてしまったそうです。

宮内フサさんは、終戦後張り子を復活したとき、数センチのこの小さな手捻りの土人形を「つまみ嫁入り人形」として作り復活させました。

この展示を見て下さった駅前のお土産物屋さんの大きな「奉公さん」も友情出演してくれました。

令和４年１０月１７日　東京日本橋の明治座にて開催されました　令和４年度　食品衛生優良施設表彰式にて、弊社が施設部門としては最高位にあたる『厚生労働大臣表彰』を授かりました。

食に関わる施設として、食の安心、安全に関する日頃の地道な積み重ねが評価されたものとは存じますが、これも所管保健所や関係する皆様方のご支援、ご指導なくしてはいただけるものではございません。　この場を借りて感謝申し上げます。

これからもこの表彰に恥じぬよう、社長をはじめ従業員一同　引き続き安心、安全と信用を第一に精進してまいります。

何卒よろしくお願いいたします。

過去の展示の様子はこちらから見られます。

https://www.instagram.com/shoyumame_onishishokuhin/